地球そして石について
小学生の頃から自然科学的な分野、例えばファーブルの昆虫記であるとか、日本や世界の地理、人々の生活、風習、動植物、自然現象、宇宙などにいたく興味をそそられた。何故なんだろうと考えた時、思い浮かんだのは現代の子供たちには想像出来ないであろうが、自然の中での仲間たちとの「遊び場の創造」や目前にあるものを使っておもちゃや道具などを作り出す想像力、未知なるものへの興味探求等ではなかったかと思う。その中に「鉱物」というとても魅力的な分野があった。水晶、紫水晶、石英、硫黄、黄鉄鉱、黄銅鉱、蛍石など石の結晶がこんなにも美しいものだということに気が付いた。岩石は私たちの周りに存在するだけではなく、地球内部、月、銀河系、宇宙全体を創るものでもあることを知った。一人で過ごす時間が好きだったせいもあるが、日曜日など父親の道具箱から金槌や石ノミなどを持ち出し、遊び場でもあった稲佐山への鉱物採集に夢中になったり、長崎駅の貨物操車場近くでこぼれ落ちた黄銅鉱、蛍石などを拾い集めたものだ。